まずは乗っている人を作成
ひっぱりにひっぱっているローバーミニ製作記。本体の車が大体出来上がってきたので,周りを作っていきます。
まずは車内と車外に配置するフィギュアから行きましょう(前回,これが最終回だと言ったな。あれは嘘だ(記事が長くなりすぎました))。
私が作りたいのは,真夏にミニに乗ってたらクーラー効かなくて気を失って(笑),道ばたの外人さんに笑われた回想を再現したシーン。
必要なのは,ダウンしている車内の人,歩道から指さして笑っている人,歩道と車道です。
まず車内でへばっている人を作成します。
人形を一から作るのは自分には無理なんですが,便利なキットがあります。
この女性のドライバーをちょっとだけ改造します。
腕を曲げよう
このフィギュア,ドライバーなので両手でハンドルを掴む感じで前に伸ばしています。
今回,熱中症で顔を手で覆っている感じにしたいです。
そこで,腕を曲げることにします。
カッターで関節に切れ目を入れて,バーナーであぶって伸ばします。
今時こんなやり方しないんでしょうが(笑),曲げてすぐ冷えてくれるので,必要なポーズまで調整するのが簡単なんですよね。
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熱いのでペンチでつまんでます。こんな感じで曲げると,腕に変なくぼみとか細くなる部分が出てきます。
そこはエポパテで埋めます。
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こんな感じ
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ざっくり色塗り
色を塗っていきます。
まずはタミヤ ファインサーフェイサーL(ホワイト)で下地塗り。肌色とか,シャツの白とかを塗り予定なので,下地も白にしました。
おそらく,一旦グレーのサーフェイサー塗ってからこの白サーフェイサーを塗った方がよかった(いきなり白だと隠蔽が今ひとつでした)のでしょう。
ここはファレホの隠蔽力に期待していきなり白にします。
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乾燥したら,色を塗っていきます。こういうのはファレホで筆塗りです。
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あんまり調色せずにどんどん塗りました。
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スケールが小さいので顔が細かいですが,(正直どうせ車内にいるので見えないから)えいやと目鼻を描きます。地味顔になりました・・・
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完成です。しんどいよーえーん,っていうイメージ。いいかんじー
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笑っている人を作る
次に,外から見て笑っている人を作っていきます。
これも一から作るのは無理なので,出来合いのフィギュアを使います。
顔が派手なジーンズの人を使います。
手を伸ばす,指も伸ばす
まず,指さして笑っているので,腕を伸ばします。
またもバーナーであぶって,腕の方向を変えます。
ちょうど「パー」の手の形でしたので,人差し指以外を削って「指さし」の形にしました。
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隙間をパテで埋める
大まかに貼り合わせます。
どうせ隙間をパテで埋めるので,貼り合わせから使っていきます。
これです。Mr.SSP瞬間接着パテ
説明書のとおりに,粉に瞬間接着剤を混ぜてこねて使います。ほんとにすぐ固まるので,テキパキやる必要があります。
硬化後に削ったりヤスったりはすごくやりやすい!サックサクです。
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![](https://tamura-bengoshi.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_7989-768x1024.jpeg)
色々埋めたら,色塗り&展示用に立たせるための棒を仕込みます。
1mmの真鍮線を同径のピンバイスで足裏に穴をあけて差し込みます。
![](https://tamura-bengoshi.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_7990-768x1024.jpeg)
色を塗っていきましょう。ファレホで塗っていきます。
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今回は,色の濃淡をつけて影になる部分を濃い色で重ね塗りしてみました。
肌の色は少し浅黒くして,ラテン系外人お姉さんのイメージです。
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このあと,前髪を貼り合わせて終了。
後で気がついたんですが,前髪と後ろ髪にかなり段差があり,本来ならそこも埋めたり削ったりすべきでした。すっかり忘れて色を塗ってから気がついたので,「そういう髪型」ということで押し通します。
今回はここまで。次(こそ)は最終回,自動車の完成とジオラマ作成です。